今回は、ONES WORKER(ワンズワーカー)のショートラウンドジップ財布を散策していきます。
スペック
素材 | ・ブッテーロ(イタリア/ワルピエ社) ・プエブロ(イタリア/バダラッシカルロ社) |
仕様 | ・札スペース×1 ・小銭入れ×1 ・カードポケット×4 ・カードポケット(札スペース裏)×1 |
サイズ | 幅120 × 高さ90 × 厚さ25(mm) |
生産 | 日本 |
価格 | ¥32,499(税込) |
ONES WORKER(ワンズワーカー)については、下記に記載しているのであわせてご覧ください。
革素材
まず、外装と内装で異なる革素材を使用していて、特に内装は2つのの革素材をデザイン的にも上手く取りれています。この財布は、ファスナーを引いて開けると180度大きく開くので、使いやすさと同時にオシャレな内装がとても好印象です。
プエブロ(イタリア/バダラッシカルロ社)
プエブロレザーは、触ると少しザラザラとした独特の風合いで、どことなく素朴で温かみがありますね。見た目の質感はマットなんですけど、使い込んでいくとザラザラ感が薄れていって少し光沢も出てきます。この経年変化を楽しめるのは革製品の醍醐味の1つですね。
ここで使用されているプエブロレザーは、イタリアのフィレンツェにあるバダラッシカルロ社でなめし加工されたものなんですけが、その製法がちょっと凄いなと思いました。
「バケッタ製法」と言われてるんですけど、1000年以上の歴史がある古代のタンニンなめし製法で仕立てられているんです。こんなに歴史があることにまず驚きです。化学薬品を一切使用しないで、植物性タンニンで時間をかけてじっくりと丁寧に鞣していくそうです。そうして革の内部までオイルを染み込ませて仕立てられた革は、使用していってもひび割れなどを起こすことなく、耐久性のあるしっとりとした肌触りが持続します。
ブッテーロ(イタリア/ワルピエ社)
ブッテーロもイタリアのフィレンツェにある老舗タンナーとして知られるワルビエ社が仕立てた革になります。成牛のショルダー部分が使用されているので、一頭から取れる量も少なく貴重とされています。革自体は、比較的滑らかな手触りでしっかりとしたハリがあります。カラーバリエーションも豊富で明るめの色も充実しているのは魅力です。
デザインと構造
丸みがあって愛らしいフォルム。大き過ぎない持った時に手にしっくりとくるサイズ感です。
外装
丸みがあるから持った時に手にしっくりときます。
カードと並べると見た目にも小さく感じます。
この丸みがいいですね。優しい印象を与えてくれます。
すべてを手作業で行っていて、アップで見ると丁寧な仕立てが見て取れます。
特徴の1つでもある剣先タイプの引き手は見た目の良さだけでなく、しっかりとした大きさもあるので持ちやすくてファスナーが引きやすです。
内装
180度しっかりと開きます。
四枚ほどのカードを重ねて収納可能。
パカッと開く少し珍しい構造の札入れは、お札も見やすく取り出しやすいです。
動画
製品後記
見た目の印象とサイズ感はとても良いです。愛らしくてオシャレ、そしてカラーバリエーションの数が多いので選ぶのに迷ってしまうほどです。男女問わず使えるので、プレゼントにも最適だと思います。
気になるところを上げるなら、カード収納が特徴的だということです。少しめずらしく束ねるかたちになるので、よくあるカード段の収納と違い好みが分かれるところだと思います。ただ、このカード収納を含めてのオシャレなデザインとサイズ感なので、むしろ財布全体として有りだと感じる人がほとんどだと思います。
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